Technologyテクノロジー

万床は、従来の介護ベッドの枠を超え、“人の身体の動きに寄り添う”ために生まれた独自の傾斜構造を採用しています。
上半身と下半身、それぞれのボードが左右に傾く仕組みを備えていますが、その動きは一般的なシーソー構造とはまったく異なります。万床は、中央の支点で単純に上下するのではなく、ボード全体が吊り下げられた上部支点を中心に、ゆりかごやハンモックのような優しい軌道で揺れるという、特別な構造を持っています。

この“包み込むような軌跡”こそが、万床の最大の特徴です。
身体は外側へ振られることがなく、むしろ内側にそっと抱きとめられるようにホールドされます。揺らぎの角度も変化も、利用者に不安を与えず、自然に身を預けられる心地よさを生み出します。
この穏やかな傾きの技術は、単なる快適性を超えて、介護の現場などでも必要な機能として活用して頂いております。
移乗支援では、身体を起こす・寄せるといった動作をスムーズに促し、介助者の負担を大幅に軽減。
褥瘡予防では、自然な体位変換を可能にし、適切な圧分散をサポートします。
万床は、人の身体の不安と痛みを最小限にし、優しさと機能を両立させた、新しい「介護のための動き」を実現したベッドです。
万床は、従来のリクライニングベッドが備える基本機能に、独自の多次元的傾斜機構を融合させることで、身体に合わせた多彩なポジショニングを実現します。
その自由度の高さは、利用者一人ひとりの状態や目的に寄り添い、より適切で、より快適な姿勢づくりを可能にします。
この柔軟な可動性は、単なる姿勢調整に留まらず、寝返り支援や褥瘡予防、食後の嚥下リスク軽減といった介護現場などの多様なニーズにもお応えしています。
万床は、“姿勢を変える”ためのベッドではなく、
“利用者の生活そのものを支える”ための新しいケアツールとして働きます。

Cradle傾き機構

「万床」は、上下2分割されたベッドボードが揺り籠のように横方向へ回転する構造を持ち、この機構を活かして移乗時の支援を効果的に行えるベッドです。揺り籠式の動きは人を外側へ振り落とす感覚がなく、身体を内側へ包み込むように支えるため、回転時にも恐怖感が少なく、安心して心地よく使用できます。
移乗支援機能では、誰でも安全かつ簡単に、短い操作時間で扱えることにこだわりました。在宅で暮らす高齢者の方でも、自分自身で操作できるよう設計されています。
また、この回転機構は、褥瘡(床ずれ)対策や誤嚥対策、睡眠時無呼吸症候群への対策など、さまざまな用途への活かすことが可能に作られています。

Sepalete分割構造

当社のベッドは、上部と下部に分かれたボードで構成されており、身体を動かす際に生じる“ねじれ”を考慮して設計されています。そのため、利用者の身体に負担をかけにくいメカニズムになっています。
もしボードが分割されていない一体式の場合、必要なねじれを利用者自身が生み出さなければならず、全体が傾く中で身体をひねることになるため不安定で、余計な力が入ってしまいます。
この2分割式のボードは、重力と自然な身体のねじれを活かすことで、安定した乗り降りを可能にする役割を果たしています。

Analogy分析

最先端の研究機関に協力いただき、移乗時に身体へかかる負担を詳しく分析しています。具体的には、筋電位や心拍の変動を測定し、さらにモーションキャプチャーを用いて動きのメカニズムを可視化しながら評価を行っています。

Handset万床のハンドセットは以下の5つのボタンが備わっています。

昇降

背上げ

脚上げ(山上げ)/ 脚上げ(水平上げ)

上半身傾き

下半身傾き

全体身傾き

ツイスト